多くの職人によって生み出される手作り指輪の宝石

手作り指輪に使われている宝石は、職人の手によって原石から加工されてできたものです。
ではどのようにして職人は原石を加工し、手作り指輪にあしらっているのでしょうか。
石の種類によって大きく変わりますが、手作り指輪に使われている石の中でも特に人気が高いダイヤモンドを例に原石の加工について紹介します。

鉱山から採掘されたダイヤモンドの原石は、最初に選別士によって選別されます。
原石は色・形状・サイズごとに別れますが、何よりも注視しているのは原石の品質そのものです。
例え同じ鉱山から採掘された原石であっても、必ずしも同じクオリティを持つ原石が採掘されるとは限りません。
そこでプロの選別士により原石を選別し、手作り指輪に使える石を見極めます。

選別士によって選び抜かれたダイヤモンドの原石は、宝石の加工を得意とする会社や工房が買い付けます。
手に入った原石は、熟練の職人の手によってカットと研磨を行います。
ダイヤモンドが輝くかどうかは、加工そのものにかかっています。
ほんの些細なミスが、命取りにつながります。
だからこそ職人は細心の注意を払い、唯一無二のダイヤにするために加工に取りかかります。

特にダイヤモンドのカットは、最も重要な加工と言っても過言ではありません。
ダイヤが輝くかどうかは、カットにかかっています。
ダイヤモンドが輝く理由は、ダイヤに入った光が内で反射するからです。
でもカットが少しでもズレ込んでしまうと上手く反射せず、ダイヤは輝きません。
ダイヤの品質は原石の大きさよりも、加工技術が大きく左右します。
例え小石のように小さいダイヤモンドであっても、素晴らしい加工が施されていれば価値は跳ね上がります。

原石の加工が終われば、それで終了という訳ではありません。
ダイヤは専門の鑑定士の厳しい目によって分けられ、手作り指輪にふさわしいダイヤモンドを選んでいきます。
手作り指輪にあしらわれている宝石は、多くの職人の手によって生み出されたものなのです。

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